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2015年1月 2日 (金)

年頭所感2015

気持ちを新たにする新年!

止める事のできない時の流れの節目として、気持ちをあたらにする良い機会です。年末大掃除や墓参り、門松やしめ飾り、除夜の鐘や初詣、年越しそばにお屠蘇・・・上げればきりがありません。これらはすべて伝統的な日本の文化であり、心に宿る神聖な儀式です。「良いお年を」深く意味を考えず、何気に使っていた恒例の挨拶が年毎に重みを増してきました。世の中や家族がみな平穏で年越しの節目を越えることができて良かったね。と。

近年は恐ろしいほど便利な時代になりました。思いつけばネット検索し、瞬時にして目的を発見、欲求があればその場で購入、翌日には手元に届く時代です。この簡略化された過程の中で、長年に亘ってに培われた文化や心がいくつ失われていったのでしょう?子供の頃は親戚中が本家に集まり、賑やかにうすと杵でお餅つきを行っていました。つきたてのあつあつのお餅を祖母が一口大にちぎり、火傷しそうな感触をこらえながら掌で丸めていく。桐の木箱に丁寧に並べて、鏡もち、あんこもち、ヨモギもち、きな粉もち。年が明けたら何から食そうか?それだけとっても新年を迎えるのが楽しみでした。それが今では、地域担当の顔なじみの宅急便のおじさんが、年末の指定日に真空パックで完成された鏡餅を淡々と届けて下さる時代となりました。

便利になればなるほどその時こそ感動すれど、長い目では見れば感動は薄れると思っています。大げさでなく生きる目的として感動は欠かす事のできない局面です。便利になれば個が進み感動が薄れ、人に対するありがたみが実感し辛くなり、それによって協調性が無くなり、個人主義が進み、自己権利の主張ばかりが目立つようになります。モンスター〇〇と呼ばれる人たちはこの現象の極みだと思います。しかし、どれだけ便利になっても、様々な人々の力によって社会が成り立っていることを忘れてはなりません。

前置きが相当長くなりましたが、勘の良い方は私が何が言いたいのか想像されたことと存じます。そう!連盟も多くの方々の理解や支援、そして協力を必要とする団体活動です。一昨年前の夏に創設され徐々に全国展開を試みていますが、まだまだ力強い団体とは言い難い状況です。昨今は選挙の投票率の低さに代表されるように、ひとごと主義、事なかれ主義が横行しているようにも感じます。古くからある組合や宗教団体ですら、会員獲得に苦労していると耳にします。「そんな時代だから仕方がない…」で済ませて良いのでしょうか?

個人的なスキルを磨くことは大変重要ですが、臨床工学技士の職業が消滅しては元も子もありません。国家資格である臨床工学技士は、国に対して存在感や貢献度の向上を図らない限り明るい未来を形成することは困難だと思います。医工学は成長分野として政府も注目しており、医工連携という文字も多く見られるようになりました。臨床工学技士が最も関わるべき医工学分野で、充分に活躍の場が提供されるよう、技士会や連盟で強い連携を取りながら、個人ではなく団体で国へ働きかける必要があります。

2015年の活動目標を以下に示します。
1.会員増を目指すと同時に組織構築を形成し連盟として安定した基盤を創る。
2.厚労省や政党内に臨床工学技士の資質向上について検討する委員会を設置する。
3.国公立大学に臨床工学技士の養成校を設置する。

先に述べたように、多くの方の協力がなければ活動は成り立ちません。まずは、皆様方の温かい理解とご協力を心からお願い申し上げます。3本の矢に関わる事例はアベノミクスだけではありません、「三人寄れば文殊の知恵」、「一本では脆い矢も束になれば頑丈になる」が本来の語源です。臨床工学技士が中心的なチーム医療の一員として、安心安全な医療を全うな形で提供できる体制を整えるために、自分自身の未来を自分自身で創造し、優秀な臨床工学技士を後世に残して頂くことを目標として、平成27年度の年頭所感とさせていただきます。

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