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2017年1月 4日 (水)

年頭所感2017

新年あけましておめでとうございます。家族団らんで穏やかな年越しを迎えられたこととお喜び申し上げます。

いきなりで恐縮ですが、政治の命題とはなんでしょう?極めて端的に言うと「国民の命と生活を守ること」だと思います。マスコミの報道やネットの書き込み、相手の上げ足を取り批判ばかりを繰り返す国会の議論を見ていると惑わされる場合がありますが、根本的な本質はそうでなければなりません。社会保障や少子化対策、外交や安全保障、経済対策や税制改革等々、すべて根本を改めて見直した時、国民の意見を代弁する代議士(国会議員)が、「国民の命と生活を守ること」に向かって邁進しているのか?それを見極める眼力が国民には必要だと感じます。また、国民はその働きから逸脱している人を裁く権利を有しています。なぜなら彼らを選んだのは国民一人一人ですし、彼らの報酬は国民の税金から支払われているからです。すなわち、税金は「国民の命と生活を守る」為に支払っていることになります。

このことを踏まえたうえで、職能団体に目を向けてみましょう。職能団体の目的は自らの「専門職を守り育てる事」。命とまでは言わないにしても、役割はまさに国家と同等で、職能団体である臨床工学技士会や連盟は臨床工学技士を守り育てるために活動する組織です。そして、その為に我々は会費を支払っています。すなわち、会費は「臨床工学技士の職域と生活を守る」為に支払っていることになるのです。

日臨工及び都道府県技士会の皆様のご配慮を賜り、昨年は全国行脚をさせて頂きました。これまでに宮崎、広島、三重、愛媛、熊本、鹿児島、高知、島根、佐賀、埼玉、群馬、秋田、東京、山形、山梨、長崎、加えて全国各ブロックの地区臨床工学技士会。しかし、お話しする機会を頂けても聴講して下さる方はほとんど居ないか、居ても既に連盟活動を理解されている方でした。例え聴講して下さっても、お話に反応して入会に協力して下さる方は参加者に対しほんの数人です。いままでの活動によって得られた連盟会員数は約1200名ですが、日臨工会員数の約18000名に対しわずか6%程度です、しかも、入金手続きが滞って退会処理を余儀なくされる方が200名以上いらっしゃいます。これが臨床工学技士の職能団体に対する意識の実態です。ただその中でも真摯に活動をご理解頂いて、積極的にご協力下さる方もいらっしゃいます。一部の方たちであっても、そのお気持ちを裏切ることのないよう、目に見える成果としてお返しするため今年度も活動を強化して参ります。

少子高齢化を背景に税と社会保障の一体改革は待ったなしの状況であることは国民のだれもが周知しています。医療・介護は医師や看護師だけでなく我々臨床工学技士を含めた医療技術専門職にも直撃する話題です。一般病棟の病床数の削減や透析患者数の減少などを考慮し、多くの増加は見込めない税収の範囲内で、国民の命と生活を守る政策が次々と行われることは容易に想像できます。他の医療職能団体は昨年度の参議院選挙の結果が示す通り、積極的に国政へ参加し自らの職種を守るべく努力を重ねています。臨床工学技士が今の意識のままでは、今後ドラスティックに変化する医療業界からおそらく置いてきぼりになるでしょう。

皆様のお陰で連盟創設から過去3年間で多くの国会議員の方々と接点を持つ事ができました。僅かな運転資金の中で組織強化と並行して渉外活動も行って参りました。その結果、自民党や公明党から「予算税制に関する懇談会」にもお声掛け頂けるようになりました。今後は「臨床工学技士について考える議員連盟」の設立に向けて目標を掲げているところです。その実現に向けて活動を行うのは我々であったとしても、本当に重要なのは臨床工学技士一人一人の意識です。「一致団結」という言葉は若干抵抗を感じますので、「一体感」という言葉に置き換えて臨床工学技士の未来を創造したいと考えております。何卒連盟活動にご理解頂きご協力を賜りたくお願い申し上げ、2017年の年頭所感とさせていただきます。

本年2017年は酉年。「幸せ酉(とり)こむ」という意味を込めて各地で酉の市が開催され、熊手が飛ぶように売れるとお聞きしました。平和と健康を願う気持ちは老若男女、万国共通の願いです。会員の皆様方が幸せを酉こみ幸多き一年となります事心から祈念しております。

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写真は浅草酉の市

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