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2017年11月 6日 (月)

現状維持

第8回関東臨床工学会が開催されました。年々参加者も増えて都道府県同士の意見や情報の交換がなされ、確実にqualityが向上していると感じらるようになれました。これも山下先生始め関係者の地道な活動の積み重ねの成果だと思われます。連盟にもここ数年啓発のセッションを設けて頂いておりますが、過去最大の参加人数を賜り大変ありがたいことだと思っております。パネルディスカッション「10 年後の臨床工学技士~「今」動かないとどうなるか…?~」は、誕生から30年を迎えた臨床工学技士が、昨今の社会や医療の情勢やを背景に今後どう対応を整えて行くかについて議論が交わされました。

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冒頭、次世代を担う若者に対して「将来の夢」を質問する展開となり、いきなり振られた若者は思わず「現状維持で…」と回答され、それ以降はテーマ自体が”現状維持で良いのか?”という雰囲気に会場が変化してしまいました。(回答した若者には若干気の毒でした。)

「現状維持」は衰退。世の中には成長と衰退の2通りしかない。

ごもっとだと感じます。世の中は激しい競争社会の波に揉まれていて、時代の変化に対応できない場合、企業においても姿を消してしまわなければなりません。国際社会も同じで外資の大企業が国境を越えてどんどん攻めてきていることを、日常生活でも実感されることと思います。メガプラットフォームが世界を席巻すると言われ、GAAF(ガーフ:google、apple、amazon、facebook)と呼ばれるたった4社が、世界中の情報インフラを牛耳るかもしれないとまで言われます。日本企業の名前が見かけられないのはさみしいことだと感じます。医療介護は人手不足が心配され、その補充には低賃金の外国人労働者、それをつかさどるのはGAAFとなれば、我々の居場所が脅かされるのも時間の問題かもしれません。どうしても話は暗い方向に行ってしまいがちですが、そうで無い環境を創るには「現状維持」を否定せざるを得ません。最低でも成長した結果、現状が維持できたとしたいところです。

ディスカッションでは若者代表からの発言もありました。
「なんとか協力したいけど何が出来るのか。連盟会員に登録することくらいしか思いつかない…。」
それだけで十分です!ただより多くの賛同者が必要です。知人友人・家族や親戚まで引き連れて臨床工学技士の将来を一緒に創造して行きましょう!とは言いましたが、昨今気になったメディアを2つ。

「民衆の敵」…世の中おかしくないですか!?…

なぜスウェーデンは政治に関心がなくても投票率が80%を超えているのか?

根本的に「国民主権」をはき違えている日本人を痛感します。思いっきりざっくりとまとめると…
・何事も、他人に協力するのではなく、自分から進める。
(会費を取って何してくれるの?ではなく、会費を頂戴!私がするから。)
・ルールは守るものではなく、日々検証するもの。
(規則をただ守るだけの日本人。規則の改善を常に考えるスウェーデン人)

現状維持を打破するきっかけとなれば幸いです。

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